バイカルチャー子育て日記【0歳2カ月ー親の思い】
和製英語に「バイカルチャー」という言葉があるのを、実は最近になって知りました。
バイカルチャーとは和製英語であり、bicultureという言葉は英語では一般に使われない。ほとんどの場合、biculturalという言葉を日本語で言いやすいように省略したものと考えられる。複数の社会文化に適用している、という意味で使われることが多い。これは、「バイリンガル」という、複数の言語を操れる、というコンセプトと大きく違う点がある。それはバイリンガルであってもモノカルチャー(一つの社会文化にしか適応していない)である可能性がある点である。一般に高いレベルで「バイリンガル」と考えられている人のイメージ(例えば「国際人」のイメージ)は、実は「バイリンガル、かつバイカルチャー」な人なのである。外国語、特に英語を習うにあたって、コミュニケーションを取るには言語を扱えるようにするのみならず、社会文化的対応力も考えながら学ぶべきである、という結論になる。バイカルチャー - Wikipedia
夫の仕事の転勤で4年前にアメリカに移住して約2年後に、娘が生まれました。
あとどれくらいアメリカに住むのか、このあとは日本に帰国となるのか、それとも他国へ転勤になるのか、数年先の居住地さえ予測できない中、
娘にはどうにか『故郷』と呼べる場所を作ってあげたい、というのが親であるわたしたちの願いです。
夫もわたしも、それぞれ自分たちの故郷が日本にあります。
国内外のどこに住もうとも、故郷が自分の原点になっていて、そのことを幸せに感じています。
娘は、0歳〜3歳までの大切な時期をアメリカで過ごすことは確実
もしかしたら7、8歳くらいまで、アメリカで過ごすかもしれない
その可能性は十分にあります。
だとしたら、家庭では日本人としてのアイデンティティーを育むサポートをしつつも
アメリカの文化や社会に積極的に触れさせてあげることにも努力したい
両親の言語(日本語)と居住地の言語(英語)の両方を身につけるサポートを、親として、小さいうちから十分にしてあげたい
何歳まで海外に住むかはわからないけれど、結果的に長くなったときのことを考えて、小さいうちから無意識のうちに国際感覚が身につくような体験を積んであげたい
自分が所属する国や地域の人間としてのアイデンティティー、そして自信
娘は果たしてどこに自分のアイデンティティーを見出すのか、それは今、わたしたち親にはわからないし、そこをコントロールすることもできない
きっと小さい頃に育んだことを土台に、いつか娘が自分で決めるのかな
小さい頃の経験が、いつかどこかの成長過程で、娘のものの見方・考え方の基礎となり自信となることを信じて、バイカルチャー・バイリンガル子育てをはじめてみよう
そう思ったのは、娘が周りの人やものを認識し始めた生後2カ月の頃でした。
現在は、1歳10カ月。
半年前から、週2回だけ現地の保育園に通っています。
そのあたりのお話はまた次の機会に!