Akiko's blog

がむしゃらに駆け抜けた20代。人生観が大きく変わった30代。心から情熱を注げるライフワークを模索中のAkikoが日々のあれこれを綴っています。

こども英会話スクールの運営スタッフだったからこその強い思い

大学を卒業して最初に就いた仕事が、こども英会話スクールの運営スタッフでした。

 

1歳〜15歳のこどもたちが、週1回30分〜1時間(年齢による)、外国人または日本人の先生(レッスン中は英語のみ)に英語を習いに通っていました。

 

中でも印象に残っているのが、1歳児とそのお母さんたち。

 

1歳の赤ちゃんはお母さんが一緒に教室に入る親子クラスで、レッスン時間は30分間。

 

入学前の無料体験レッスンのときに、お母さんたちに、会社のこと、先生のことやレッスン内容についてお話してご契約いただくのが私の仕事のうちのひとつでしたが、

 

「1歳から始める意味があるのか」

「まだ日本語も話せないのに、英語を習わせても良いのか」

「週一回30分間で本当に何か成果が出るのか」

 

お話をしたお母さんたちのほぼ全員が同じ質問をされました。

 

皆さん半信半疑だけれども、同時に期待感や希望もある

そんな入り混じった気持ちの中での決断

かわいい我が子のために一生懸命なのがよく伝わってきました。

 

実際、通ってくれていた1歳の赤ちゃんは、レッスン中泣いているか、集中できずに他の遊びに夢中になってしまうか、無反応かのどれかで、レッスンが終わって教室から出てきたお母さんたちの笑顔がひきつっていることも多々あり…。

 

専門家の研修を受けた上で、当時の1歳児のお母さんたちにお話していたこと

 

日本人のこどもが母国語の日本語を話すようになるまでに、個人差はあっても、約1年半〜3年。生まれてから1年半〜2年はお母さんやお父さん、周りのひとの語りかけや会話をずっと聞いてただただインプットするのみ。言語の習得はまず十分なインプットの時間が必要だから、反応がないから聞いていないとは限らない、反応がないから無駄ともかぎらない。英語が出てくるまでに、インプットだけの時期が2年は必要だと考えれば、1歳から始めるのは決して早すぎない

 

私は本当にそう信じて、お母さんたちと接していました。

 

しばらくして、会社の辞令でカナダのバンクーバーへ転勤し、大人が通う英会話学校の運営スタッフとなったために

 

当時1歳だった子たちが2歳、3歳となってどう変化していったのか、2歳、3歳から英語を始めた子たちとなんら変わりがなかったのか、何か違いがあったのか

 

私は残念ながらその後の様子を見ることはありませんでした。

 

こども英会話スクールで働いていた頃から十数年経ち、今は私にも来月2歳になる娘がいます。

 

次は私の番。

娘が1歳になる前から、日本語と英語のインプットを同時進行でやり始めました。

 

正直、何が正しいのか分かりません。

 

バロメーターは娘の笑顔。そして興味。

 

私が娘に与えるものの中で、

 

娘が好きなこと、興味を示すもの

反対に嫌がること、興味がないもの

 

それらを見逃さずに

 

軽い気持ちで楽しく

 

バイカルチャー、バイリンガル子育てに挑戦してみよう。

 

あのとき、不安とストレスと期待と希望、いろんな気持ちが混じり合った中、1歳から英語を始めようと決断されたお母さんたちに

 

大丈夫ですよ、1歳からでも早くないですよ、と胸を張れるようでありたい

 

そんな強い思いがあります。

 

 

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